テールライトの設置方法を考える(RTL510を移設)

以前購入したRTL510、大活躍しています。

luvit.hatenablog.jp

組み合わせます。
元々ついていたライトマウントはRTLを使う際は不要、そのうち出番が来るかもしれないので保管しておきます。

f:id:asphodel-sr:20201129224923j:plain

取り付け完了!
ぶら下がってる感強いですが、今までの不安定な取り付けよりは100倍マシなのでよしとします!
ちなみに重量増加は純正マウントと比べて+30gでした。
 
 
余談ですが、取り付け中にサドル自体にブラケット用のネジがついていることに気づきました。

f:id:asphodel-sr:20201129225031j:plain

ここにGoProマウントを取り付けるオプションパーツがあったようですが、ネット情報では2020年夏時点では廃盤とのこと。

もっと早く気づいていれば出費も少なくもう少しスマートに取り付けができていたかもしれませんが、廃盤と知ったので諦めもつきましたし、MOONのマウントは作りもしっかりしていてデザインもカッコいい(ただし付けたらほぼ見えない)ので後悔はしていない…!

 

ちなみにうちのサドルはこちら。

 

ディスクブレーキのホイール選び

初のディスクブレーキ、当然ホイール持っていないのでホイールを選びます。

今回はHuntともめPayPalともめた結果、違うホイールを買ったというお話です。

ほぼ文章です、何を買ったかだけ知りたい人はこちら

 

 

完成車の場合、ホイールは付属するのですが、金額を下げやすい部分でもあるので、割と微妙なホイールになっていることも少なくありません。気になりだすと結局交換することになるので最初から値段と性能がそこそこ納得できそうなものが選べるのはバラ完のメリットではないでしょうか。

 

ということで、最初に目を付けたのは最近よく話題に上がるHuntのホイール。

イギリスの新興ブランドらしいのですが、とにかくコスパが最高。

10万ちょっとで1500gを切るカーボンディープホイールを購入できます。

 

そんなわけで私もHuntのホイールにしようかと思い、久しぶりのガイツーでPayPal経由で注文を入れようとしたまではよかったのですが…。

 

決済画面でまずはPayPalの認証になります。

ここは当然PayPalのサイトで行うので、特に問題はありませんでした。即時に決済認証の案内が通り口座に引き落としがかかりました(ここでデビッドカードにしたのが私のミスというかうかつでした)。

しかし、その後Huntのサイトにリダイレクトされるも処理が進まず…。

結局Hunt側の購入処理が完了せず引き落としだけがかかった状態になってしまいました。

 

これはおかしいと思い即座に問い合わせフォームからHuntにメール、内容は、

〇〇を購入したけどPayPal決済のあと処理が進まなかった。

口座からは引き落としになっているが、私の注文は確定されているますか?(意訳)

 同時にサポートチャットにも同じような英文を投げますが、時差&休日ということもあり反応なし。

 

週が明ければ反応があるだろと思っていましたが、一向に連絡はありません。

仕方ないのでPayPalに記載されているHuntのメアドにメールをすると同時にPayPalのサポートに連絡、しかしこちらもチャットなのでレスポンスが遅い…。

 

そうこうしているうちに、月を跨いだところ何故か支払い情報が変更されます。
当初1回払いだったものが、継続的取引(自動引き落とし)に。

最早わけがわかりません。

おそらくHunt側ではサイト上から注文は通っていない。しかしPayPal側は通ったため送金はされているのでHunt側は何故かお金が入ってラッキー!かどうかはわかりませんがとにかく入金はされたという状態だと思います。

 

埒が明かないのでデビットカードデスクに電話をかけました。流石日本、話が通る。

上記の事情を説明し、商品が届く見込みがほぼないことと返金を希望しました。(後日、これは不要と調査会社より訂正されるのですが)一応警察に届けるよう言われ、仕事帰りに警察へ行き事情を説明するもなかなか理解してもらえず。この時点では詐欺でも不正利用でもないしな…と個人的にも思いながらも、届け出がないと補償できないといわれては困るので何とか粘り相談記録だけ残してもらいました。

調査会社からの返答は返金の調査や処理に3か月ほどかかるとのことでしたが、お任せすることにしました。

ちなみにまだ代金は戻ってきていません…。

 

その後ですが、PayPalのサポートからは連絡がきたものの、こちらの希望を読み取ってくれない(すべて日本語が上手な外国の方でしたが、文化的な違いもあるでしょうし主語述語や希望含めてはっきり表現しないとダメですね…)…。問題解決センターもさっぱり役に立たず、最終的に「クレカ会社に返金申請してるなら私たちは何もしない」との返答。

今回のような時のために間に入れているのにこれではあまり意味がないのでは…と思い今後はPayPalを使うのを(というか、ガイツー自体も)やめようかなと思っています。

 

その後しばらくしてHuntからはチャットでレスポンスがありました。

私の注文について教えて?と書いていたところ、「オーダー番号教えてね」ときたのでここぞとばかりに、

そんなもんねーよ!なぜならお前のサイトのエラーで進まなかったからだ。とっくに問い合わせのメールもしてるし支払いも済んでるから調査してメールに返信しろ!クレカ会社の調査も入れるぞ!(超意訳・既に調査は依頼している)

と送ったところ「OK,何が起こってるか調べるから待ってね」と返答があってから音沙汰なし。
ちなみに私と同時期の注文でPayPal経由の方に同様の事態が起きたというつぶやきをTwitterでみたので個人的な要因だけではない気がします。

 

 

結局…

Huntのホイールは買えませんでした。しかしホイールがないと組み立て(スプロケやらディレイラーやら)が進まないので、こちらを購入!

f:id:asphodel-sr:20201024052427j:plain

カッコいい!!

というわけで、新車のホイールはScopeのR4に決定!

とりあえず今回だけはと懲りずにガイツー、PBKはPayPalが使えないのでクレカで決済しましたが、特に問題は無し、物も直ぐに届きました。私が購入した時点では13万弱でした。

 

SCOPE R4 スペック

  • Rim height: F/R:45 mm
  • External rim width: F/R:26 mm
  • Internal rim width: F/R:19 mm
  • Weight Disc: F:719 grams / R:838 grams
  • Hub: F/R:Scope
  • Spoke count Disc: F/R:21
  • Axel system Disc: F:TA 100 X 12mm / R:TA 142 X 12mm

現在PBKでは12万、安くなってる…。
そして私の時はブラックデカールしか在庫がありませんでしたが現在はホワイトデカールも在庫があるようです。他にローハイトのR3とディープのR5もあります。

Huntより重量はありますが、よく転がるいいホイールではないでしょうか。あと見た目がカッコいい!

チューブレス用のリムテープ(貼り付け済)とバルブが付属します。が、バルブコア外しは付属しないので別途用意が必要です。

その後…

カード会社より補填がありHuntに支払った分は戻ってきました。

PF30に挑む

初物尽くしの油圧ディスクロードバラ完。

次はBBです。

ここまで色々と初心者には(特に心理的)ハードルが高い作業に挑戦してきました。

  1. パーツ揃え
    ←何をそろえればいいかイマイチわからない
  2. カーボンコラムカット
    ←失敗したら後戻りできない
  3. Di2ケーブル選定
    ←長さよくわからない
  4. ハンドル・フレーム内装
    ←面倒くさそう
  5. ブレーキオイルブリーディング
    ←ブレーキ効かないと死んじゃう
  6. BB圧入
    ←素人には無理ゲー?

今回のフレームのBB(ボトムブラケット)の規格はPF30です。

何故これがハードルが高いかというとPF=PressFitつまり圧入が必要になるわけです。

とまぁここまでは調べればすぐわかるのですが、そこから先やれ専用工具だ、失敗したらフレームが死ぬ、そうじゃなくてもフレームに負担がかかる、異音がーなどなど、やる気を削ぐ情報しか出てきません。

(一応PF一族さんの名誉のために言っておくと、異音対策がされ(PF30)たことになっている、剛性UP!ネジ切り不要でコストダウン!軽量化にもつながるよ!ってことらしいです、知らんけど)

 

私の今までのフレームもPF30がついており、交換するとなるとこいつを打ち出して新品を圧入してという作業になるのですが、今回はバラ完なので取り付けだけを考えればOKです。

そこで今回は、圧入作業が不要な(ネジ切りのようにインストールできる)WISHBONEを入れることにしました。

corridore.co.jp

既にこのページだけで19種類もあるという恐ろしさ…更に開くとPF30だけで9種類あります。(必要になるのはフレームの内径とシェル幅で今回は内径46mm / シェル幅68mmのPF3024を選択しています)

油圧ディスクブレーキに挑む

ここまでの流れ…は長くなってきたので省略。

 

Di2の組付けはほぼ終了したので次はいよいよ油圧ブレーキ周りの組付けへ。

f:id:asphodel-sr:20201004221017j:plain

 

しかしディスクブレーキも油圧も初めて(厳密にはcujo3は油圧ディスクなので初ではないが、完成車購入なので組み方も整備方法もよく知らない)です。

 

ブレーキは特に命ちに関わる部分なので慎重かつ正確に行う必要があります。可能ならプロに任せましょう!

 

…という記述を見る度にビビりまくってしばらく手を付けずにいたのですが、やらない事には進まないので覚悟を決めます。

 

取り敢えずブレーキをフレームに固定してみます。

 

 

うわっ…私のボルト、長すぎ…?

 

マニュアルをよく見るとリアのブレーキの固定はフレームの厚さにより必要なボルト長が異なるとのこと。

シマノのマニュアル、なんか読むの苦手なんですよね…電子マニュアルなのでスマホで拡大してみることが多いのもあって左側だけ見がちになりますが、しれっと右側の注意のところに重要な情報があるので、「いやそれ注意つーか最初から左側に載せてよ…」と思ったり思わなかったり)

そしてこのボルト、単体で買うと何と1本500円オーバー!いくら自転車乗りの金銭感覚が麻痺してるからって…。

一瞬ホームセンターで長さ一緒のボルトを買えばいいのでは…とも思いましたが、安全に関わる部品なので純正品を取り寄せ元々のボルトはお蔵入り。

f:id:asphodel-sr:20201004221353j:plain

こいつが高級ボルトだ!

 

ここまでフレームやらコンポやらで多大な出費をしているので1,000円程度の出費は最早誤差のはずなのに何か損した気分…悔しい。

 

さて、ボルトもそろったのでキャリパーを仮付けしまずはブレーキホースの長さを決めないといけません。

 

ハンドルに内装するので一苦労。

フレームに内装するので一苦労。

(実はここで更にコラムカットが必要と判断しせっかく内装したのに取り外してコラムカット)

 

再度フレームに内装するので一苦労。

完璧に通したと思ったらブレーキホースとDi2ケーブルが微妙に捻れてやり直し。

 

今度こそとキレイに通し直して床を見ると、ヘッドキャップが…

 

 

 

通し忘れたああああああぁぁぁぁ…

(スペーサーは分割式なので後から調整できますが、ヘッドキャップは先にラインを通しておかないと内装出来ません)

 

何度も抜いたり挿したりしてるブレーキラインより先に私の心が折れて全てを投げ出したくなりましたが、ここが終わらないとToDoリストが進まないので何とかヘッドキャップまで付けてフル内装しブレーキラインの長さを決めて完了!

(切断は専用工具を使えば確実なのですが、ケチって付属のコネクターインサート取り付け用のプラスチックを万力で挟んでホースが真っ直ぐになるようにしペンチの刃でやりました。その後断面を軽く整えたらプラハンでコネクターインサートをインサート!)

 

いや、完了していない…ここからが本当の地獄だスタートです。

 

マニュアルに沿ってブリーディング(気泡抜き)を行います。

必死すぎて写真がないのですが、手順としては

  1. レバーとキャリパーをホースでつなぐ
  2. レバーにファンネルアダプターとファンネルを取り付ける
  3. キャリパーのニップルにオイルを入れたシリンジを繋ぐ
  4. オイル注入
  5. ファンネルまでオイルが上がったらニップルを閉じてレバーをニギニギ
  6. 気泡が消えたらキャリパーにホースとビニール袋を繋ぎニップルを開く
  7. 気泡が消えたらニップルを閉じてブレーキレバーをニギニギ
  8. 6と7を繰り返す(ファンネル内のオイル量に注意)
  9. ハンドル(車体)の角度を変えたり軽く振動を与えるなどして気泡が出なくなるまでニギニギ
  10. 車体を水平に戻してファンネルにオイルストッパーを入れてファンネルとアダプターを外す
  11. リザーバータンクにOリングと蓋をして終了

なのですが、シリンジでオイルを注入しようとしてチューブが外れてオイルが飛び散るという惨劇が発生…接続には気を付けたうえでゆっくり注入しましょう。これがDOTだったら致命的な致命傷だった…。

 

f:id:asphodel-sr:20201004221829j:plain

 実際オイルブシャーでひどい目にはあいましたが、一度やってしまえば作業としてはそれ程難しいものではないと思います、むしろ結構好きかも。オイルが劣化した場合交換が必要になるのでこの作業は覚えておいて損はなさそうです。

 

以下、作業に必要なもの。

シマノ TL-BT03-S ベーシックディスクブレーキブリーディングキット Y8H498090 自転車

価格:2,080円
(2020/10/4 22:34時点)
感想(0件)

中身はじょうご・オイルストッパー・注射器・チューブ・ホルダーです。シリンジもチューブも一応径が合うようにできているのでこちらを持っておくのがいいかと思います。R8070用のファンネルアダプターとオイル(各50ml)はSTIレバーに付属するので別途購入は不要です。

 

【KTC 京都機械工具】KTC M5S-05507 45°×6° ショートめがねレンチ 5.5×7mm

価格:912円
(2020/10/4 22:39時点)
感想(0件)

 7mmのメガネはニップルの開閉に必要です。別に外れなければ100均のでもいいと思います、うちのも100均ですし。

 

SHIMANO(シマノ) スモールパーツ・補修部品 フラットマウント取付けボルト フレーム厚10mm ボルト長さ23mm Y8N208000

価格:472円
(2020/10/4 22:46時点)
感想(0件)

 

あとはプラハンとホース切断用の工具、その他ウェスとかキッチンペーパーとかこぼした時の対策をしておくとよいかと。

エレクトリックワイヤー調達

ここまでの流れはこちら

フレームを手に入れたのでいよいよ組み始めます。

今回は電動コンポ&油圧ブレーキということでR8070で組むことにしました。

 

しかし、こちらのセットには各パーツ間を接続するケーブル=エレクトリックワイヤーが付属しません。

そこでフレームに合わせた長さでエレクトリックワイヤーを購入する必要があります。

通常、機械式コンポの場合レバーからディレイラーまでは金属ワイヤーになります。このワイヤーを巻き取ったり緩めることでディレイラーを引いたり戻したりしているわけですが、Di2の場合はこれを電気信号で行うためエレクトリックワイヤーが必要になります。また、動力が必要になるためバッテリーをと各パーツ間に複数のエレクトリックワイヤーが必要になるというわけです。

 

フレーム内はRD・FD・バッテリー→ジャンクションB→ハンドルへの配線が必要になり、内装ハンドルに通常のステム下ジャンクションAは使えないため、シマノのマニュアルによると次のような配線になります。

f:id:asphodel-sr:20200927232656p:plain

EW-WU111がワイヤレスユニット、EW-JC130がY字(三つ又)ワイヤ、EW-RS910がバーエンドタイプのジャンクションAになります。

 

しかし、一つ問題が…。

EW-JC130はSS(250-350-50mm)/SM(450-350-50mm)/MM(550-550-50mm)と3種類の長さがありますが、上の図でいうJC130とWU111の分岐部分まではどのサイズを選んでも50㎜しかありません。

フル内装ハンドルの場合、WUをハンドル内に収めるのが(少なくても私のハンドルでは)困難であり、そもそもシマノとしては外装するのが仕様となっています。


f:id:asphodel-sr:20200928122554j:image

入らなくはないけど…うーん

 

f:id:asphodel-sr:20200927235133j:plain

更にバーエンド側から同じ側のレバーに接続しようとするとハンドルの出口部分で折り返しがかなりきつくなってしまいます。油圧ブレーキのホースも通ることを考えるとそれはまずそう…。

 

そこで、検討したのは次の方法。

f:id:asphodel-sr:20200927234937p:plain

まず、フレーム内のジャンクションBの先にWU111を付けます。

そこからハンドル内の右バーエンドにあるジャンクションAに接続します(紫)。

ジャンクションAからは左レバーへ接続し(赤)、最後に左レバーの残りポートから右レバーへ接続します(青)。

この接続だと追加のスイッチ等はつけられませんしケーブルが余計に必要にはなりますが、配線の角度や長さに無理はなく、動作確認したところ問題もなかったのでフル内装ハンドルにおける接続方法はこれしかないのでは…?

f:id:asphodel-sr:20200928000552j:plain

スパゲッティ!車のナビの裏のような状態ですが、これでちゃんと動きます。

(WUのフレーム内設置は仕様外なので、WUをRD近辺にでもつけてジャンクションBから配線するのが本来の接続でしょうか…個人的に外に出したくなかったのでこの形に落ち着きました)

 

 

 

参考までに、私が使ったワイヤーの長さと本数を記載しておきます。(フレームやハンドルによって長さは異なると思います。短いとどうしようもありませんが、長い分にはフレームやハンドル内に押し込めばどうとでもなるので、余丁を取る方が安心かと思います)

ジャンクションB → バッテリー:EW-SD50L 700mm

ジャンクションB → FD:EW-SD50L 350mm

ジャンクションB → RD:EW-SD50L 600mm

ジャンクションB → ワイヤレスユニット:EW-SD50L 150mm 

ワイヤレスユニット → ジャンクションA:EW-SD50L 1400mm

 ジャンクションA →左レバー:EW-SD50L 700mm

左レバー → 右レバー:EW-SD50L 500mm

 

f:id:asphodel-sr:20200927235852j:plain


あとは仮組をしてBB付近に集結させればOKです。