油圧ディスクブレーキに挑む

ここまでの流れ…は長くなってきたので省略。

 

Di2の組付けはほぼ終了したので次はいよいよ油圧ブレーキ周りの組付けへ。

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しかしディスクブレーキも油圧も初めて(厳密にはcujo3は油圧ディスクなので初ではないが、完成車購入なので組み方も整備方法もよく知らない)です。

 

ブレーキは特に命ちに関わる部分なので慎重かつ正確に行う必要があります。可能ならプロに任せましょう!

 

…という記述を見る度にビビりまくってしばらく手を付けずにいたのですが、やらない事には進まないので覚悟を決めます。

 

取り敢えずブレーキをフレームに固定してみます。

 

 

うわっ…私のボルト、長すぎ…?

 

マニュアルをよく見るとリアのブレーキの固定はフレームの厚さにより必要なボルト長が異なるとのこと。

シマノのマニュアル、なんか読むの苦手なんですよね…電子マニュアルなのでスマホで拡大してみることが多いのもあって左側だけ見がちになりますが、しれっと右側の注意のところに重要な情報があるので、「いやそれ注意つーか最初から左側に載せてよ…」と思ったり思わなかったり)

そしてこのボルト、単体で買うと何と1本500円オーバー!いくら自転車乗りの金銭感覚が麻痺してるからって…。

一瞬ホームセンターで長さ一緒のボルトを買えばいいのでは…とも思いましたが、安全に関わる部品なので純正品を取り寄せ元々のボルトはお蔵入り。

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こいつが高級ボルトだ!

 

ここまでフレームやらコンポやらで多大な出費をしているので1,000円程度の出費は最早誤差のはずなのに何か損した気分…悔しい。

 

さて、ボルトもそろったのでキャリパーを仮付けしまずはブレーキホースの長さを決めないといけません。

 

ハンドルに内装するので一苦労。

フレームに内装するので一苦労。

(実はここで更にコラムカットが必要と判断しせっかく内装したのに取り外してコラムカット)

 

再度フレームに内装するので一苦労。

完璧に通したと思ったらブレーキホースとDi2ケーブルが微妙に捻れてやり直し。

 

今度こそとキレイに通し直して床を見ると、ヘッドキャップが…

 

 

 

通し忘れたああああああぁぁぁぁ…

(スペーサーは分割式なので後から調整できますが、ヘッドキャップは先にラインを通しておかないと内装出来ません)

 

何度も抜いたり挿したりしてるブレーキラインより先に私の心が折れて全てを投げ出したくなりましたが、ここが終わらないとToDoリストが進まないので何とかヘッドキャップまで付けてフル内装しブレーキラインの長さを決めて完了!

(切断は専用工具を使えば確実なのですが、ケチって付属のコネクターインサート取り付け用のプラスチックを万力で挟んでホースが真っ直ぐになるようにしペンチの刃でやりました。その後断面を軽く整えたらプラハンでコネクターインサートをインサート!)

 

いや、完了していない…ここからが本当の地獄だスタートです。

 

マニュアルに沿ってブリーディング(気泡抜き)を行います。

必死すぎて写真がないのですが、手順としては

  1. レバーとキャリパーをホースでつなぐ
  2. レバーにファンネルアダプターとファンネルを取り付ける
  3. キャリパーのニップルにオイルを入れたシリンジを繋ぐ
  4. オイル注入
  5. ファンネルまでオイルが上がったらニップルを閉じてレバーをニギニギ
  6. 気泡が消えたらキャリパーにホースとビニール袋を繋ぎニップルを開く
  7. 気泡が消えたらニップルを閉じてブレーキレバーをニギニギ
  8. 6と7を繰り返す(ファンネル内のオイル量に注意)
  9. ハンドル(車体)の角度を変えたり軽く振動を与えるなどして気泡が出なくなるまでニギニギ
  10. 車体を水平に戻してファンネルにオイルストッパーを入れてファンネルとアダプターを外す
  11. リザーバータンクにOリングと蓋をして終了

なのですが、シリンジでオイルを注入しようとしてチューブが外れてオイルが飛び散るという惨劇が発生…接続には気を付けたうえでゆっくり注入しましょう。これがDOTだったら致命的な致命傷だった…。

 

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 実際オイルブシャーでひどい目にはあいましたが、一度やってしまえば作業としてはそれ程難しいものではないと思います、むしろ結構好きかも。オイルが劣化した場合交換が必要になるのでこの作業は覚えておいて損はなさそうです。

 

以下、作業に必要なもの。

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中身はじょうご・オイルストッパー・注射器・チューブ・ホルダーです。シリンジもチューブも一応径が合うようにできているのでこちらを持っておくのがいいかと思います。R8070用のファンネルアダプターとオイル(各50ml)はSTIレバーに付属するので別途購入は不要です。

 

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 7mmのメガネはニップルの開閉に必要です。別に外れなければ100均のでもいいと思います、うちのも100均ですし。

 

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あとはプラハンとホース切断用の工具、その他ウェスとかキッチンペーパーとかこぼした時の対策をしておくとよいかと。